2014年足利市福聚山長林寺公演

4月の大遠忌記念コンサートに続き、紅葉の美しい11月の連休に再び足利市の山川長林寺でインド古典舞踊の奉納をさせていただきました。

市内では文化財一斉公開が行われ、名所を案内するバスも運行していたこともあり、100名以上のお客様にご来場いただいたようでした。

バラタナティヤムやオディッシーの演目に解説を交え、休憩にはチャイをお出ししたのもあり、踊り手やサポートメンバーにはあっという間の2時間でした。

本堂の祭壇前が舞台で、お客様にぐるりと囲まれ、同じ高さの床で踊ると何もかもが近く、そして皆様のまなざしも暖かく感じました。本来インドの寺院で踊られていたインド舞踊というのはこのような身近なものであったのかもしれません。

同時開催の写真展がインドのジャイナ教の曼荼羅を再現した儀式を追ったもので、意外にも、インド古典舞踊の理解をさらに深めるものだった事にも大きな縁を感じました。

この機会を提供していただいた住職の矢島さん、いろいろお手伝いいただいた学生の皆さん、ありがとうございました。古典文化を紡いで行く先々には、それを深く理解する心意気を持った方々との出会いが欠かせないのだと、深く印象に残る公演となりました。