習い方

私の場合、新しい演目を先輩から習うとき、以前は順番を追っていました。これは誰もやってしまう事ですよね。でも今は、順番はさておき、身体の動かし方を一番に考えるようになりました。というか、それが一番大切と気づいたと言えるでしょう。

小澤先生に、「順番は直ぐには覚えなくてもいいのよ。まずは身体の動かし方が大切なの!」と何度も言われ続け、そして、先輩達にも言われ続け、ようやく(遅い!)ですが、その言葉の意味を身をもってわかってきた今日この頃です。

年明けすぐに新しい演目(絶対踊れるようになりたい曲です。。)を先輩が教えてくださいました。以前の私だったら順番を追い続け、一通り習得するのに長い時間がかかったでしょう。。

しかし、今回は身体の動かし方を一番に考えながら練習したら以外にも早く、全体を覚えることができました。勿論、細かく見るとまだまだですけどね。

踊りの順番はブツブツ切れていてもいいのです。せっかく教えてくれたのに忘れてしまうのは申し訳なく思うのですが、その時、身体が覚えた動きの一つ一つの部分に磨きをかけて大切にし、最終的につながればいいのだと思います。そうやって覚えた踊りは忘れないし覚えたあとはドンドン磨きがかかっていくと思うのです。順番だけ覚えた踊りは何かペラペラですぐに飽きるような気がします。見てくださるお客様にもね。。

何だかモノづくりみたいですね。一つ一つの部品を丁寧に作り、それを一つの形に作り上げる。。。そして、出来上がった物は長持ちして、いい味が出てくる。。それに反し、適当に作ったものは、直ぐに壊れて忘れ去られていく。。。

先生から、そして先輩から習った踊り。大切にしたいと改めて思いました。